


「先のことは考えない、毎日を全力で楽しむだけ」二度の乳がん経験後も笑顔を絶やさない小林あい子さんの信念
二度の乳がんを経験し現在も治療中にも関わらず、日本語教師や母親の介護、カフェの運営など、パワフルに活動する小林あい子さん(67歳)。5年前に主治医から「あなたのがんは5年ほどが勝負だから、残りの人生で好きなことをやってください」と宣告されたその日から、エンディングノートに30個のやりたいことを書いてすべて実行してきました。 抗がん剤治療を終えて5年経った今も、脱毛した髪は元には戻っていません。しかし、あい子さんは自身が日本語を教えている生徒に「先生はもう胸もないし、髪もないし、お金もないのよ」と冗談を言って笑い飛ばしています。...
「いつかではなく今を生きる」井口紀代美さんのホノルルマラソン完走に込めた思い
49歳で乳がんの告知を受けた井口紀代美さん。乳がんが発覚したのは、毎年受けていた人間ドックでした。治療が始まってからは、好きだった外出もしなくなり、長年続けていた運動や趣味だった読書や映画鑑賞も、すべてをやめてふさぎ込んでいました。 しかし、辛い治療に耐えながら、時間をかけて癌と向き合えるようになったと言います。そして2023年12月、52歳の年にホノルルマラソンを完走しました。一度は走ることをやめた紀代美さんが、ホノルルマラソンへの挑戦を決意した理由や、ゴールを駆け抜けた先に見えた新たな心境を伺いました。 【プロフィール】 井口...