乳がん闘病ブログ (親友と会った話)

私には親友が2人います。

一人は中学の時の同級生、もう一人は高校の時の同級生です。

大人になってからも特に頻繁に会っているのは高校の時の同級生です。

今日は高校時代からの親友の話。

親友に乳がんを打ち明けたとき

乳がんがわかったとき、家族以外でまず話をしようと思ったのは親友でした。

その子に黙っているという選択肢は私の中にはありませんでした。
いつも些細なことでも連絡を取り合っていたからです。

遠方に住んでいるのですぐに会うことはできないので、まずはLINEで

「ちょっと話したいことがあって、来週どこかで時間とってもらいたいのだが。
結果だけ先に伝えると、乳がんが見つかってさ。
昨日病院行ったばっかだからまだ気が動転しているのと、
週末に両親に話す予定だから、それが終わったらちゃんと落ち着いて話せるかなって思って、
来週時間とってもらいたいです~」

今読み返したら親よりも先に親友に伝えていた!(笑)

親友も私のタイミングに合わせて時間あけるから
いつでも連絡ちょうだいと言ってくれました。

私の親友はスーパー陽キャで面白い子で、
こんな暗い内容のLINEをしたときも最後には、

「ハグしたいけど出来ないからエアハグ!」

とLINEをくれて、いつも通りの感じに救われました。

私は癌を報告するとき、誰に報告するにももの凄く暗い雰囲気になったら
その後どうすればいいのか気がかりでした。

かといって軽い話でもないし、
当時の自分は明るい雰囲気で話せる自信も全くなかったですし。

だから親友からのLINEで少し気が楽になったというか、
あまり考えすぎずにありのままの自分で報告すればいいと思えました。

電話で一度話し、その後検査をしてステージや今後の治療の詳細がはっきりしてから
一度直接会って話しました。

親友がまず私に癌封じ守りをくれて感動しました。

癌になってからもらったお守り第一号です。

今まで何気なく買っていたお守りでしたが、
こんなに心の支えになるものなのかと初めて思った瞬間でした。

親友に話しながら、自然と途中涙がこぼれました。
親友もそんな私を見て涙を流しながら最後まで終始冷静に話を聞いてくれました。

当時は漠然とした死への恐怖で、不安でいっぱいでした。

きっと親友も同じだったと思います。

まさかこんな日が来るとは。
しかも結構若い段階で。

色んな感情でごちゃごちゃの中、私のつたない説明をしっかり受け止めてくれて感謝しています。

一緒にウォーキング

乳がんの闘病が始まってから、親友と会うのは公園がメインになりました。

理由は一緒にウォーキングをするためです。

これまで予定を決めるとき、やりたいことを言ってくれるのは親友が多かったです。
私はあまり自分がないというか、人に合わせる方が楽なので
いつもやりたいことを発案してくれる親友に助けてもらっていました。

それが今はウォーキングをしたいという私に毎回親友が合わせてくれています。

元気な親友からしたらもっと色々な所へ行って楽しい思いがいくらでもできるはずなのに
いやな顔ひとつせずに毎回公園集合で一緒に歩いてくれます。

公園でしばらくウォーキングをした後、
カフェまで歩いてお茶をするのが最近の定番になっています。

私の体調を一番に考えてくれていて、体調が悪く急に会えなくなったりしても
一切私に気を遣わせないように配慮してくれています。
私に会うために帰省してくれているのにも関わらずです。
本当に感謝しかありません。

人に合わせるのが得意だった私が、今全力で人に合わせてもらっている。

最初のうちはなんだか悪いな・・・と思っていました。

でも最近は、

今は助けてもらって、今後返していけばいい。

そんな風に思えるようになりました。

人は一人では生きていけないとよく聞きますが、
本当にその通りだなと実感しています。

今親友にしてもらっていることを私は一生忘れないし、
治療を終えたらまた親友が行きたい場所へたくさん行って楽しんでもらいたいです。

私と親友はディズニーが大好きです。
だからまた朝から晩まで一緒にディズニーを楽しめるように体力を戻すこと。
それが私の絶対達成しなければならない目標の一つです。

これからもまだしばらくは一緒にウォーキングをしてもらいながら
治療後に一緒に行きたい場所を考えたいと思います。

 

治療中は助けてもらうことが増え、気を遣うことも多いと思います。
でも今は助けてもらう時。と割り切ると少し心が楽になると思います。
周囲の人にたくさん甘えながら、なんとか治療を乗り切りましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。