乳がん治療中におすすめしたいこと

おすすめしたいこと

乳がん治療中に私が一番おすすめしたいことは、

乳がん治療中の人や乳がん経験者と話すことです。

対面で話せるのが理想的ですが、SNSで繋がるだけでも全然気持ちが違います。

私は初めの頃全く誰とも繋がっていなくて、物凄く孤独を感じました。

友達の中にはもちろん癌経験者はいない、
家族にもいない、
親戚にもいない、
職場にもいない、
誰にも辛さがわかってもらえない。

そんな風に思っていました。
もちろん家族も友達も同僚もみんな治療を応援してくれているし、
弱音を吐けば聞いてもらえるけど、
共感してもらえることはないので。

普段女友達との会話が共感要素多めだったせいか、
どれだけ家族に話を聞いてもらっても、
わかってもらえないってどこかで思ってしまっていました。
贅沢な悩みなんですけどね。

それが乳がん経験者と話すだけで、
とにかくお互い共感し合うことができるのです。
もちろん乳がんの種類が違えば治療方法は異なりますが、
シコリが見つかった時から治療期間中すべての期間に目を当ててみると
一つも共通点がないということは少ないと思います。

その気持ちわかるよ!

そう言ってもらえるだけで、心が軽くなると思います。

共感してもらえるってこんなに嬉しいことだったんだなと実感します。

経験者と対面で会うメリット

対面で会うことのメリットは、
同じ病気の人が実在するって実感できるのもそうですし、
もし相手も治療中だったら副反応の様子を見て取れるからです。

私が初めて経験者の人と話したのは、
治療を終えてしばらく経った人でしたが、

治療を終えて元気に働いている人がいる

と実際にお会いして実感できたのは大きかったです。
抗がん剤治療後どれくらいで髪がこの長さになったかとかも
実際に見せてもらえるだけで全然違うと思います。

「生えてきた髪質が以前と違って、この辺とかうねうねしてるよの~」

と見せてもらったこともありました。

また、同じ薬を使っている人同士なら、
薬の副反応についての情報共有も見ながらできますし、
もし違う薬でも、

こういう副反応と闘っている人もいるのか、自分も頑張ろう!

と思えました。
抗がん剤治療だと、目に見える副反応が出ることも多いので
私も爪が黒くなっている人を見るだけで、
私と同じだ!と勝手に勇気をもらっています。(笑)

経験者とSNSで繋がるメリット

SNSのメリットとしては、家にいながら多くの人と繋がれることです。
それに繋がることができる人の数は圧倒的にSNSの方が多いです。

私はXで乳がんアカウントを作り活用しています。
Xを始めて、同じように乳がんと闘っている人の多さに驚きました。
その気づきも私にとってはとても勇気をもらえることでしたし、
治療や副反応の出方をリアルタイムで発信している人が多いので
とてもリアルだなと感じます。

発信も速いですしですし、
それに反応するフォロワーさんからの発信も速いので、
応援の言葉やアドバイスがすぐに届くって素敵だなと思います。
自分でなくても人と人がそうやってテンポよくやり取りしているのを見ると
乳がん経験のある人たちって皆さん本当に優しいし、
気持ちがいい人ばかりだなとほっこりした気持ちになります。

乳がんになったこと自体は嬉しくないけど、
こういう気持ちがいい人達と繋がれたことはとても嬉しいことだな

と本当に思います。

入院はお友達を作るチャンス

私はたまたま入院以外にも講習会や酵素風呂で経験者の方と話す機会がありましたが、
普段治療で病院と家を行き来しているだけだとなかなか経験者と話す機会はないと思います。

そこでおすすめなのは入院期間にお友達を作ることです。

私は大部屋で隣のベッドだった人と仲良くなり
最後LINE交換をして別れました。

「今はお互いすっぴんパジャマで最低な状態だけど、
治療が終わったら次はお化粧もして私服でごはん食べに行こう!」

そういう約束もできてとても嬉しかったです。

私はこれまで出会った乳がん経験者の方から、

入院期間中に仲良くなった人と未だにお茶をしに行くよ~

入院中に隣のベッドだった人とLINE交換して、
今もお互いの治療状況を報告し合っているよ~

などと、複数人から聞いたことがあり、
自分も入院したらお友達を作りたいと思っていました。

私は隣のベッドの人が話しかけてくれたのをきっかけに仲良くなれたのですが、
その経験があったので、隣の人が変わったときは自分から話しかけてみました。

他にも癌経験者さんで、
日中患者が使用できるデイルームのような場所で友達ができた
と言っている人もいました。

もし自分から人に話しかけるのが億劫でなければ、
ちょっとだけ勇気を出して誰かに話しかけてみるといいと思います。

入院中は時間がいっぱいあり、忙しそうにしている人はほとんどいないはずなので
具合が悪そうでなければ
話し相手ができることを嬉しく思ってくれる人も多いと思います。

私もお友達になった人に

話し相手がいるだけで入院生活が楽しかった♪

と言ってもらえましたし、私も全く同感でした。

他の経験者さんで、

「4人で仲良くなって毎日お茶して、家事もしなくていいし、快適なホテルみたいだった♪」

と言っている人もいました。

私もまた手術の時に入院しますが、
その時もまた誰かとお話しできたらいいなと思っています。