抗がん剤前半戦終了

前半3か月の抗がん剤(パクリタキセル+カルボプラチン)が終了しました!
もう嬉しくてしょうがなかったです(笑)

でももう来週には次の抗がん剤が始まると思うと
少しドキドキもしました。

前半の最後の2回ぐらいは、抗がん剤治療中に看護師さんに
次の抗がん剤の副反応についていくつか質問させてもらいました。
他にも乳がんで同じ薬を使用したことがある人にも
副反応について事前に結構質問しました。

やはりムカムカするのと、倦怠感が今の薬よりもかなり強そうで
かなり不安視していました。

今までは毎週打てる薬だったのが、次は3週に一度しか打てない薬となると
どれだけ強い薬なんだよ・・・って思いますよね。

抗がん剤後半戦スタート

いよいよ後半3か月の抗がん剤(キイトルーダ+EC療法)がスタートしました。

当日はドキドキした気持ちと、
あと4回!という前向きな気持ちで病院へ向かいました。
それが恐怖の一日になるとも知らずに(笑)

抗がん剤を受ける手順も前半戦とは少し違っていて
拘束時間も少し長くなりました。

治療の流れ(キイトルーダ+EC療法)

①朝一で尿検査と血液検査
②尿検査と血液検査の結果をふまえ、その日の抗がん剤治療ができるか先生に判断してもらう。
③吐き気止めを飲んで1~1.5時間待機
④抗がん剤点滴(2時間半程度)

前回と大きく違うのは、抗がん剤の点滴前に
錠剤の吐き気止めを飲むということです。
その吐き気止めを飲んでから最低でも1~1.5時間は待たないと
抗がん剤の点滴をしてもらえないので、
前回の薬の時よりも待ち時間が増えました。
吐き気止めを飲んでからいつも大体1時間45分~2時間ぐらいで
点滴の部屋に呼んでもらえています。

朝8時過ぎに病院について、病院を出るのが4時前ぐらいになります。
前の薬の時から思っていますが、本当に長い。
私は治療してもらう当事者だからまだいいですが、
付き添いの家族にはいつも本当に申し訳ないです。
私はベッドに横になって治療できますが、
家族は背もたれのない椅子に座って待ってもらうことになるので…
付き添いの人は呼び出しのベルを持てば院内のどこにいてもいいことになっているのですが、
私の家族はいつもベッド横にいてくれます。
眠くなければ会話をしている方も多くいます。
ほとんどのベッドは仕切りがカーテンなので
隣の人に丸聞こえにはなってしまいますが。
私は薬のせいもあって起きていられたことがないです。(笑)

抗がん剤の副反応(キイトルーダ+EC療法)初回

私は前回との副反応が違いすぎて1か月ぐらいトラウマになりました。

初回の点滴中に薬剤師さんが来て、薬の副反応について説明がありました。
一番懸念していた吐き気については、点滴前に服用している錠剤と
抗がん剤の点滴の時にも吐き気止めの点滴もしているから
当日は吐き気が抑えられているという説明でした。
その説明に完全に油断してしまい、吐き気が強く出るのは
次の日からだと思い込んでしまっていました。
処方してもらった吐き気止めも次の日からの分しかなかったので。

しかし実際は、抗がん剤の点滴を終えた2時間後ぐらいから
なんかムカムカするな~と思い始め、
そこから徐々に気持ち悪さが増していき、
6時間後ぐらいには今まで味わったことのない吐き気に襲われ
どうしていいかわからなくなりました。
でもどれだけ吐こうとトイレに行っても
点滴の薬で抑えられているせいか、胃酸は一切上がってこず
全く吐けないのです。
元気な時は気持ち悪くなっても吐けばある程度スッキリしていました。

それができない・・・
薬剤師さんは今日は大丈夫だって言ってたのに・・・
薬は明日からだし・・・
気持ち悪い、苦しい・・・
どうしよう・・・

どうしていいかわからず、泣きながら夫に電話しました。
(今思えば先に病院に電話すればよかった笑)

なんで生きたいだけなのにこんなに辛い思いをしなきゃいけないの?
って強く思いました。

でもどんどん強くなっていく吐き気にとても我慢ができず、
次の日の朝飲むはずの吐き気止めを急遽飲んでしまいました。
(この対応は間違っています。正しくは頓服の吐き気止めを使用すべきでした。)

吐き気止めを飲んだら1時間後には吐き気がだいぶ収まり、
トイレでえずかなくなりました。

でも恐ろしい吐き気を経験したせいか、それから1か月ぐらい
食事以外で何かを口に入れるとえずくようになってしまいました。
例えば水や薬を飲んだり、歯磨きをするときです。
また、抗がん剤のことを考えるだけでも気持ちが悪くなりえずいていました。
朝から晩まで何度でもえずくので、本当に辛かったです。

本来ならたくさん水分をとって抗がん剤を体から排出しないといけないのに、
水を飲むのも体が受け付けなくなってしまい苦労しました。
食事も3日間は少量のおかゆを食べるのがやっとで、
2週間で4キロ体重が落ちてしまいました。

また眠気と倦怠感がひどく、1週間は食事の時以外は
ほとんどずっと寝ていました。

ムカムカする症状自体は3日間は強く、
4日目、5日目で少しずつ弱くなり、
6日目ぐらいからあまり感じなくなりました。
ただ、怖すぎて1週間は頓服の吐き気止めも使用していました。

これをあと3回も打つなんて、絶望とはまさにこのことでした。

もう無理です。

これが素直な気持ちでした。