辛い時期のピーク

今現在、私は抗がん剤治療残り2回、手術、放射線治療、術後キートルーダが残っている状態です。
まだ今後気持ち的に辛くなることもあるかもしれませんが、
以前とは比べ物にならないくらい心が元気になりました。
だからおそらく辛い時期のピークは越えたんじゃないかと思います。
そんな私が思う辛かった時期のピークを書きたいと思います。

第一辛かった時期:自分が乳がんだと知ってから、診断が下りるまでの検査期間。

この時期は夫と二人で泣きまくりました(笑)
自分の癌がどの程度のものなのか、
もしかして死んでしまうのか、
今後の治療がどうなるのか、
全てがはっきりしな過ぎてとにかく不安でした。

第二辛かった時期:抗がん剤治療開始から1.5か月~2.5か月ぐらい。

抗がん剤の蓄積により副反応も強く出るようになってきて、
終わりの見えない抗がん剤治療に気持ちが滅入っていました。
体もスッキリする日が無くなり、
毎週抗がん剤前日になると「行きたくない」って泣いていました。

第三辛かった時期:EC療法初回~1か月。

EC療法初回の日の副反応(吐き気)がひどすぎてトラウマになり、
えずいてしまうので水もまともに飲めない状態に。
もうこんな薬打てないって思っていた矢先に発熱して入院。
甲状腺の数値も悪くてキートルーダも次回お休みしますって言われた時は
「再発率が上がってしまうんじゃないですか?」と看護師さんの前で号泣。
(ちなみに看護師さんの前で号泣事件はこれで2回目←看護師さん迷惑かけてごめんなさい)

辛い時期をどのように過ごしていたか

第一辛かった時期:自分が乳がんだと知ってから、診断が下りるまでの検査期間。

この期間は正直対処法まで考える余裕がなく、とにかく泣いていました。

ただ、今もし過去の自分にアドバイスするなら

余計なことは考えずに泣きたいだけ泣くこと。

当時の私はこんなに泣いてばかりいたら、癌が大きくなっちゃうんじゃないか
でも涙を止められない、どうしよう。。。
といつも思いながら泣いていました。

でもあるとき知人にその気持ちを話したときに、

「涙はデトックスなんだから大丈夫。
10年分ぐらいまとめて泣いとけばいいじゃん♪」

そんな風に言われてとても気持ちが軽くなりました。
私はその言葉をもらったのがもっと後の時期だったので当時はそんな風に思えませんでしたが、
初めから何も考えず潔く泣けばよかったなって後から思いました。

涙活って言葉もあるぐらいだし、ストレス発散と思って
泣きたいときは思いっきり泣けばいいと思います。
泣いていても時間は経っていくし、勝手に前に進んでいるので大丈夫です。

 

第二辛かった時期:抗がん剤治療開始から1.5か月~2.5か月ぐらい。

この時期も最初はどうしていいかわからず結構泣いていたのですが、
途中から家にいるとき家事以外の時間はひたすら映画やYouTubeを見るようにしました。
元々本も好きなので本も読みたいな~と治療開始前は思っていたのに、
いざ治療始まってみたら全然本を読む気になれなくて(笑)

もうこうなったら一生分ぐらいYouTube見てやろう!

って思ったら映画やYouTubeを見ている間は自然と
癌のことをあまり考えなくなりました。
元々外出が大好きな性格なので、
家にずっと閉じこもってYouTubeを見続けるなんてできるのか?と思いましたが
やってみたら楽勝にできちゃって新たな自分発見(笑)

YouTubeじゃなくてもなんでもいいと思います。
ただ何となく意識がそっちに向いて癌のことを考える時間を減らすことができれば
気持ちがリフレッシュできると思います。

 

第三辛かった時期:EC療法初回~1か月。

この時期にブログ(新しいこと)を始めました。

引き続きずっとYouTubeも見ていましたが、
YouTubeだけでは気持ち悪い&辛い気持ちが解消されなくなり、

この気持ちを誰かに吐き出したい!

と強く思うようになりました。
癌友達もすでにいたのですが、
私の性格が、友達に直接辛い~と弱音を吐けるような甘え上手ではなく・・・
元々闘病ブログに興味はあったので思い切って始めました。

ブログを始めてよかったなと思うところは、
ブログ解説などの新しいことをするので没頭できたこと。
とにかく時間が経つのがあっという間でした。
他にも、これまでのことを文章に起こしてみると

私もうこんなにたくさんのことを乗り越えてきてる!

そう思えて、前に進んでいることをより感じることができるようになりました。
これは本当に嬉しかったです。

辛かった時期のことを振り返るとぽろっと涙がこぼれるときもありますし、
抗がん剤治療のことを書いていた時は、
薬の名前を書いていて気持ち悪くなってきたこともありました。
でももう所詮過去の出来事。もはや思い出。
と思うと凄く前向きな気持ちになれました。

もし可能なら、何でもいいので新しいことを始めてみるのがおすすめです。