こんにちは。

脳腫瘍の記事は、これまでの記事の中で一番多くの方に読んでいただき、
こんなにも多くの方が脳への転移のことを気にされているのかと驚きました。

この記事もどなたかの参考になれば嬉しいです。

術前の放射線治療

脳腫瘍の術前に5回の放射線を受けました。

胸に照射した時は一度の照射時間が5分ぐらいだったのに対し、
脳の場合は一度の照射時間は20分ぐらいと長かったです。

手術が終わるまでは、入院中に自分で歩いていいのは
ベッドからトイレまでだけと決められていたので、
放射線治療も毎回車いすで移動しました。

歩けるのに毎回時間になると看護助手さんが車いすで送迎してくださり、
申し訳ない気持ちと、絶対元気にならねば!という使命感が入り混じっていました。

車いすで移動するのは初めてで、車いすでの移動がいかに不便なのかを知ることができたのも
自分の人生に意味があったと思っています。

ただ、治療前は歩ける気持ちが満々でしたが、
放射線の照射後は歩けるか心配なぐらい、フワフワしたような
気持ちが悪いような不思議な感覚でした。

放射線治療後は2時間はなるべく目を閉じてじっとしているよう
指示されていたので、指示通りにしていましたが、
本当にスマホとか見ていられませんというような感覚がありました。

胸の放射線治療のダメージとまるで別物で、
放射線治療ってこんなにしんどいものだったのかと
たった5回の治療が憂鬱だったのを覚えています。

放射線治療後は看護師さんが必ず一度は様子を見に来てくれていました。

一度放射線治療後に家族が面会に来たことがありましたが、
気持ちは悪いし、顔色も真っ白だと言われました。

嘔吐してしまうようなことはなかったですが、
抗がん剤治療で味わったムカムカした感じよりは
乗り物酔いとかの気持ちが悪い感覚に近かったと思います。

放射線治療が始まる前に、看護師さんが
「今は、とにかく5回全部照射できることを目指しましょう!」
と声をかけてくださったとき、

正直「5回ぐらい当てられるでしょう」と安易に考えていました。

でも5回無事に照射できた時は
「本当によくやった自分!よく耐えてくれた私の体!」
と少し感動すら覚えました。

脳腫瘍の手術

放射線治療の3日後が手術になりました。
本当は放射線治療の翌日手術予定だったのですが、
急患が入ったとのことで、数日ずれたのです。

放射線で癌細胞を弱らせてからすぐに手術だと説明を受けていたので、
最初に予定が後にずれたときは、それで大丈夫なのかと少し心配にもなりました。

でも、放射線治療で正直体力を消耗していたので、
少し休んでから手術に臨めるのは
逆にちょうどよかったのではないかと思いました。(笑)

手術の前日の食事の制限は、胸の手術の時と同じでした。
前日は夕飯から食事はなし、水分摂取は前日の21時とかまでだったかな?

胸の治療の時と異なったのは、前日に髪を少し剃る必要があったことです。

前日に脳外科の先生が病室まで来てくださり、
その場でシートみたいなものを被って
バリカンで剃ってくれました。

女性だし気にしてくださったのか、剃られている部分が少なすぎて大丈夫なのかと思っていましたが、
術中にバッチリ追加で剃られていました(笑)

ちなみに私は脱毛のある抗がん剤治療後9か月ほど経過しており、
髪はベリーショートより少し長いぐらいまで髪が伸びてくれていたので、
上の髪で剃られた場所は大方隠れる感じでした。

(※記事の最後の方に傷の画像載せておきます。
生々しいので、気分を害するかもしれません。
スクロールは注意してください。)

手術自体は事前に伝えられていた通り、5時間でした。
1時間は麻酔をしてから体を反転させる作業にかかると説明がありました。

胸の手術の時と違って、手術室にいるスタッフの数が
倍ぐらいいたし、手術室も広くて
テレビに出てくるような大きなモニターが壁についていて
自分の脳の画像が写し出されていました。

自分の手術なはずなのに、ドラマみたいだな~なんて思ったり。
あと、当日担当してくれた麻酔科医の先生が、相棒のうきょうさんみたいな
落ち着いた男性で、なんか心強かったです。(完全な余談)

胸の手術と大きく異なったのは、手術時間が倍ぐらい長かったことと、
術後に一晩ICUに居たことです。
これは私の容態が悪かったとかではなくて、脳の手術をした人はみんなそうなんだと思います。

ただ、術後とても具合悪かったです。
ICUで家族と会えましたが、気持ちが悪くて正直それどころではなかった。

私は麻酔から覚めるのが早いので、手術室でもうすでにばっちり目は冷めていて
とにかくそこからずっと気持ちが悪かったです。

胸の時も麻酔から覚めたときは気持ちが悪かったけど、
非にならないぐらい気持ちが悪かったと思います。

術後ICUにすぐに主治医の先生が様子を見に来てくださり、
真っ先に「気持ちが悪いです」って伝えた気がします。

でも「じゃあ、吐き気止めの点滴入れときますね~」ってすぐに対応してくださったので、
点滴を入れたら効果覿面!
あと気になるのは傷口の痛みと、だるさぐらいだったと思います。

胸の術後とは違い、先生が術後に複数回見に来てくれました。
脳だからなのか、脳外科のフォローが手厚いだけなのか。

頭の後ろを切っているので、枕とかして大丈夫なのか気になっていましたが、
傷口が痛いだけで、全然問題なかったです。

手術中にばっちり寝たせいか、夜はあまり眠れなかったです。

ICUでは看護師さんが2時間おきに様子をみにきて、血圧を確認したり、体温も測っていたかな?

心電計とか色々な医療機器の音がしていて、病棟とは違う雰囲気がありました。
夜中に「痛い~」って泣き叫んでいた女性がいて、
ICUって怖い・・・ってちょっと思いました。

驚いたのが次の日、病棟に移動できるかどうかの確認です。

問題なく歩行できるか、多くの患者さんを同じ時間に確認するとおっしゃっていて、
朝から看護師さんがとても慌ただしく動いていました。

まずはベッドに座って血圧を測り、立って血圧を測り、
少し歩いて問題ないか、さらに歩いてふらつきなどがないか、
部屋まで戻って血圧を測り、座って血圧を測り、みたいに
ふらつきの確認と血圧をたくさん測りました。

私が小脳を手術したため、平衡感覚に問題がないかの確認が大切だったようです。

そのチェックが無事に終わったら、病棟から看護助手さんが迎えに来てくださり、
車いすで病棟に戻りました。

あと胸の術後と違ったのは、術後の行動範囲が決められていたことです。

術後3日間は、自分の入院している病棟内だけしか移動してはダメ。
術後4日目以降から病院内を移動してもいい。と決められていました。

尿の管とかは手術翌日に病棟で歩行チェックが通れば、外してもらえました。

手術痕の写真(※閲覧注意)

手術翌日の写真は自分でもちょっと怖いので、
術後7日目の写真(ホチキスをとってもらった後)を貼っておきます。

先生いわく、脳の手術はこのようにカーブしている形が特徴らしいです。

凄い数のホチキスでとめられていたので、抜去の痛みが不安でしたが、
想像より全然痛くなくて、ちょっとチクっとするぐらいでした。
ただ、ホチキスの数分だけチクチクする(笑)

入院中は傷跡が綺麗だったのですが、
退院後首の辺りだけケロイドになってしまい、
今は赤くなってしまっているのが残念です。
でもこれは体質なので、問題ないとのことでした。

入院中はまだ髪を剃られた状態ですが、
退院後に放射線を当てた個所が脱毛しました。
またその時の経過も別記事で写真貼りますね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

術後7日目(抜去後)

髪を下したとき