乳がん治療(キイトルーダの副反応)
今日初めて乳腺外科以外のために病院に行きました。
行き先は内分泌科です。
今後はキイトルーダの副反応の対応のため、内分泌科にも通うことになりました。
今日はそのお話です。
キイトルーダの副反応(甲状腺機能障害)
私はキイトルーダ5回目(EC療法1回目)の時から甲状腺の数値が基準値におさまらなくなりました。
薬の服用を始めたのは7回目からです。
甲状腺の機能障害については、キイトルーダの副反応の説明を受けた時に
一番最初に先生から説明があり、よく覚えていました。
今後一生薬の服用が必要になるかもしれない。
その言葉は私にとってキイトルーダの使用を迷わせるものでした。
まだ30代なのにこれからずっと薬飲むことになるかもしれないのか…
そんな心配が最近現実のものになりました。
私は最初甲状腺の数値が高くなってしまって、
最終的に低くなり過ぎてしまったのですが、
体がいつもと違うと感じたのは甲状腺の数値が高くなってしまった時だけでした。
それ以外は自分では全く変化がわからないです。
数値が高くなってしまっていたときは、
自宅の階段を登るだけでドキドキしたり、
夕飯の支度で30分以上立ってると気分が悪くなったりしていました。
その頃は食材の買い物で外出するような時も、
いかに短時間で終えられるか(体調が悪くなる前に車に戻れるか)だけ考えていました。
当時は甲状腺機能障害のせいだとは全く考えておらず、
抗がん剤治療で体力が落ちているのかなぐらいにしか思っていませんでした。
でも後に内科の先生から説明を受けて、
あの時期の症状は甲状腺が原因だったのかもなと腑に落ちました。
内分泌科での説明
初めて内分泌科の先生と会ったのはEC療法3回目の日。
いつも通り乳腺外科で主治医から血液検査の結果の説明があり、
その場で今日これから内分泌科にも行ってもらうと説明を受けました。
内分泌科の先生に会ったのは、EC療法の待ち時間だったので
時間的な効率はバッチリでしたが、
元々EC療法終わった後に会うと説明を受けていたのにそれが急遽早まって少し困りました。
レストランで既に注文を済ませた後急に呼び出され、
そのまま診察、その上喉のエコー検査も行ってくれと言われたので、
既に配膳されていた冷めたオムライスを飲むように食べるハメになってしまいました。
今後は今まで通りおにぎりやお弁当など、
急な予定変更に対応できるお昼ご飯にしようと決めました。(笑)
お昼ごはんの話はさておき、内分泌科では大きく2点の説明を受けました。
・甲状腺機能障害について
・キイトルーダの効果について
まず私のように甲状腺機能が低下した場合、もう今後戻ることはないということ。
そのために今後薬の服用が必要になります。
ただ、本来体にあるべき成分を補うための薬なので、
その薬による副反応はなく、イメージとしてはサプリメントに近いような薬であるということ。
一気に正常値になるように薬を服用していくのではなく、
手術までに緩やかに正常値にもっていけるよう、
徐々に量を調節しながら服用を進めるとの説明を受けました。
先生からの説明で嬉しかったこともありました。
それはキイトルーダがちゃんと効いている可能性が高いということです。
甲状腺機能が低下したと聞くと悪いことのように聞こえるけれど、実際はいい面もあります。
甲状腺機能が悪くなったということは
体がキイトルーダに大きく反応しているということでもあります。
実際にキイトルーダの副反応が大きく出た人の方が全く副反応が出なかった人よりも
薬が癌に効いているというデータも多く上がってきています。
先生はそんな風に説明してくれました。
もちろん抗がん剤やキイトルーダの副反応は出た方が薬が効いているとか効いていないとか、
実際検査をしてみてからでないと最終的にはわからないということは承知していますが、
それでもキイトルーダが効いている可能性が高いのかもしれないと思うととても嬉しかったです。
説明を受けて感じたこと
自分で自分に驚いたのは、
今後ずっと薬を服用しないといけないという現実を目の当たりにしたときに
あまりショックを受けなかったことです。
もっとショックを受けるものだと思っていました。
半年前にはキイトルーダの使用を迷っていたほどですから。
でもショックを受けなかった自分を見て、
自分でしっかりと納得、覚悟をしたうえで始めた治療だったんだな。
そんな風に改めて思いました。
キイトルーダの使用については、絶対に使用してほしいという家族の横で
ずっと一人使用するのに後ろ向きでした。
でも最終的に使用をすることを決心したのは自分。
あの時決めたのは自分だから、今回の状況もスッと受け入れられたんだと思います。
乳がんになってから、治療のこと、仕事のこと、生活のこと、
命と向き合うために多くの決断をしてきました。
今思えば、決断をするたびに、自分自身が強くなっていったのかなとも思います。
そんな自分を褒めてあげたいし、
同じように乳がんや病気と闘っている人全員、
自分自身を褒めてあげてほしい!!
そんなことを思った夜でした。
これは余談ですが、内分泌科の先生のゆっくりで丁寧な説明に感動しました。
外科の先生と全然違う・・・!!!
(優しい外科の先生がいたらごめんなさい)
感動冷めやらなくて、EC療法中に担当看護師さんに話したら爆笑されました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。