抗がん剤治療(EC療法)の副反応

初めてのジーラスタボディーポッド

私はEC療法の初回で好中球が下がりすぎて発熱してしまったので、
2回目からジーラスタボディーポッドを使用することになりました。

てっきり病院で注射か何かをされると思っていたので、
薬が自動投入される機械をお腹に付けて帰ると聞いた時には驚きました(笑)

ジーラスタボディーポッドは抗がん剤治療の日に、
点滴が終了後お腹に装着されて、おおよそ27時間後に
薬が自動でお腹に入る仕組みになっている装置でした。
薬がお腹に入りきるまでにかかる時間は30分~1時間程度。
音とかは特にしないので、ライトの点灯を自分で確認して
投薬が終わったか確認する仕様になっています。

初めてつけた日は、お腹に針が入っていると思うと
そわそわして眠りがすごく浅くなってしまいましたが、
2回目の時はもう慣れて、あまり気にせず寝ることができました。

私の場合は、お腹に針が入っていることや、薬が入るときに痛みを感じることはなかったです。

ただ、針を自分で抜かないといけないのでそれは緊張しました(笑)
でも出血もほとんどなく、普段の点滴とは全く違う感じだなという印象です。

ただ、ジーラスタボディーポッドのおかげなのか、
2回目以降は体がかなり楽で驚いています。

抗がん剤治療を始めてから、今が一番元気に思えるぐらいです(笑)

吐き気について

EC療法の初回はとてつもない吐き気に襲われましたが、
2回目以降は頓服薬をうまく使えたおかげで
初回のような強い吐き気に襲われることはありませんでした。

とはいえ、パクリタキセル+カルボプラチンの時より
ムカムカを強く感じます。ムカムカが治まるまでの日数も長いですし。
私の場合は5日~7日程度で治まります。
日を追うごとに軽くはなっていきますが、こればかりはとにかく時が経つのを
待つしかないと思っています。

血管痛

EC療法2回目以降に大きく変わった副反応は、点滴をした血管に起こる血管痛です。

1回目の時から看護師さんから血管痛について話を聞いていましたし、
2回目の点滴の時にも看護師さんに血管痛が出ていないか確認がありました。
1回目の時には感じなかったのですが、2回目を打った時は
もう打ったその晩から血管に突っ張るような感覚と痛みがあり、すぐにわかりました。

そしてこれが地味に痛い。

私はお風呂上りに体をふくときにタオルで上から少し押すだけでも痛いです。

2回目を打った時には痛みも変わらず出ましたが、腕が腫れました。

以前打っていた抗がん剤の時とは全く違う症状なので、
薬によって全然違うのだなと実感させられています。

看護師さんにも、

こればかりは細胞が生まれ変わるのを待つしかない。

と言われたので、いずれは治るものだと思って気長に待とうと思います。

ホットフラッシュの再来

結構残念だったのが、落ち着いていたホットフラッシュが再来したことです。

EC療法の2回目以降、明らかにホットフラッシュが出るようになりました。
夜中寝ている間も1時間に1度は起こる状態で、どうしても眠りが浅くなってしまいます。

ホットフラッシュって地味にしんどいんですよね・・・

仕方のないことだし、早く抗がん剤治療が終わって
落ち着いてくれることを祈ります!

便秘

1、2回目の後はあまり気になりませんでしたが、
3回目の後はパクリタキセル+カルボプラチンの時以来のひどい便秘になりました。

便秘になると思っていなかったので、下剤を飲んでおらず油断してしまいました。

抗がん剤治療でしんどかった副反応の一つに便秘は入りますし、
乳がん友達とも便秘の辛さを思い知ったよねと話したこともあります。

EC療法4回目の時は便秘対策をしっかりしようと心に決めました。

一時の発毛

2回目のEC療法を終えてから、今までかろうじて残っていた
まつ毛や眉毛がごっそりと抜け落ち、
その後すぐに髪やまつ毛、眉毛が生えてきたのです!

まだ3回目以降のEC療法も残っていたので
どうせまた抜けちゃうんだろうなとは思いつつも、

髪はまた生えてきてくれる!

という事実を目の当たりにできたことはとても嬉しかったです。

夫と毎日のように、

「昨日より伸びているんじゃない?昨日より黒くなってきた気がする♪」

なんてうかれた会話をしていました(笑)

結局3回目のEC療法後にまたバラバラと髪が抜け落ちてしまいましたが、
また生えてくると思えば、なんてことありません。

ただ時期的に暑くなってきて、ウィッグの下に結構汗をかくようになってきたので
その対策をどうにかできないか現在模索中です。

どうにか夏場を乗り切って、いい方法が見つかったらまたご報告します!
ウィッグ仲間の皆さま、暑い夏を一緒に乗り越えましょう!!