抗がん剤治療による口の中の気持ち悪さについて
口の中の気持ち悪さについて
私は口内の不快感にかなり悩まされました。
口の中の味が変になるんですよね。
どんな感じか表現するのが難しいんですけど、、、(きっと抗がん剤経験者の方ならわかってくれるはず・・・!)
お水も急に不味く感じるようになりましたし、
歯医者に定期検診に行った時も、口内が乾燥していると言われました。
不快感が続いた期間は、
抗がん剤治療開始直後(キイトルーダ+パクリタキセル+カルボプラチン)~3か月半後(EC療法初回)まででした。
それでも最初の2週間ぐらいは、抗がん剤を打ってから3日ぐらいで不快感が治まっていました。
それが3週目ぐらいから徐々に口の中の味が戻るのに時間がかかるようになり、
1か月経った頃から口の中の味が戻らなくなりました。
起きている間はずっと口の中が不味いのです。
先生に相談してうがい薬を処方してもらったこともありましたが、
そのうがい薬も特別効果がなく、うがい薬自体もしょっぱくてまずかったので
私はその後使用しなくなりました。
口内炎ができたことは1回ありましたが、それはすぐに治ったので
口内炎に悩まされたことはありませんでした。
私は舌にも変化がありました。
抗がん剤を打った直後は舌が腫れぼったくなり、
色も紫色っぽくなりました。
でも舌の腫れぼったさや、色は抗がん剤を打ってから3日ぐらいで大体落ち着きました。
とにかく口の中が気持ち悪かった時は、ずっと体調が悪い気がして
気持ち的にもすごく落ち込みました。
だから口の中の不快感や味が戻ったときは、もう嬉しくて嬉しくて・・・!!
抗がん剤治療をしていると今まで当たり前だったことが
いかに幸せなことだったかを身に染みて感じます。
よく食べていたもの
フルーツ
アイス
そうめん
蕎麦(冷たいもの)
フルーツジュース(果汁100%のもの)
カルピス
水(氷入り)
とにかくずっと口の中が気持ち悪いので、
口の中をさっぱりさせられるものはないか探しました。
食べ物でいうと、冷たい麺類はさっぱり食べれるからいいなと思いました。
でも食事の時間よりも日中過ごす時間の方が長いので、
日中はフルーツジュースやカルピスを重宝していました。
お水ももちろん飲みますが、お水を飲むときも氷を入れて冷えたものを飲んでいました。
元々元気な時はずっと白湯を飲んでいたので、
治療開始後も最初の頃はずっと白湯を飲んでいました。
でも徐々に白湯をすごく不味く感じるようになり、
冬で寒かったけれど、冷たい飲み物に落ち着きました。
あと私は、お茶類全般も気持ちが悪くなるようになり
自分から好んで飲まなくなりました。
とくにカフェインが入っているものは冷たくても温かくても関係なく飲むのをやめました。
またホットフラッシュもあったせいか、アイスもよく食べていました。
ガリガリ君なんて最高(笑)
フルーツもアイス同様、口の中がさっぱりするのでよく食べていました。
苺やみかんの時期だったので、苺とみかんはとくによく食べました。
でもフルーツならなんでも美味しかったです。
どれも飲んだり、食べたりしているときの気休めにしかなりませんが、
それでも口の中がさっぱりする時間があるということは
私にとってはとても大切でした。
口の中の乾燥も歯医者に言われたら急に気になり始めて、
それもあってさっぱりする飲み物を肌身離さず持ち、
夜中も目が覚めたときは必ず氷水を飲んでいました。
口の中が気持ち悪い時は、
もう元々口の中がどんな感じだったか忘れちゃったな~
なんて思っていましたが、
口の中が戻ったら
おかえり!私の口の味!!
といった気分で、すぐに元の感覚を取り戻しました(笑)
もう今ではずっと白湯を飲んでいますし、アイスも全然食べなくなりました。
口の中の不快感は、私にとって抗がん剤治療の副反応の中で
トップ3に入る厄介な副反応でした。(癌経験者さんと分かち合いたい)
でもいつか治るときが来るので、自分に合う食べ物や飲み物を見つけて
とにかく今をやり過ごしてください。
皆さんの口の中が、早く元の状態に戻りますように祈っています!